亡くなる前には

胃がんになった母。私はその時ブラックな職場に在籍しており、いちいち嫌な対応をされました。


ガンらしい…は透析で週に3日通っている医師が気づき、胃の専門病院を紹介され、やっぱり胃がん、と大きな病院で取ることに。


やはりイメージが良くない病気だから、手術したくない!とか色々言ってました。病気を受け入れるステップの中にビックリ、ほんとう?なんで私が?とか色々あったと思う。それでも私は寝ても覚めても仕事仕事とブラックなわけで…反省


ねえ、お願い、明日の検査付き添ってくれない?遠慮していたんだろうね。私はその時やっと仕事と母親のどちらが大切か気づいたから、休暇をとりました。


胃カメラの、次はレントゲン、次はMRIというように検査検査で毎週行く。進行度合いや手術を、いつできるのかもわからず。不安のかたまりになって通院した。


通院の帰りは美味しいものを外食する習慣が出来た。時間的に出来ないと日でも母親はコンビニでピザまんとか買いこんで(笑)


ただもうその頃から景色がグレイに見えて今もずっとそんな感じです

次の春で丸三年

母は長患いをしていました。人工透析です。私がお腹にいた時にかかった妊娠中毒症で腎臓がだめになってしまったんだって。


透析が始まってから4年。透析の副作用で心臓の弁が石灰化してゆき、ある日突然に心臓発作で意識をなくし、すぐに最寄りかかりつけ医院で処置、蘇生を試みるも意識戻らず。心臓の大手術も成功したのにね。目覚めなかった。


まさに最愛の母でした。喪失感は尋常じゃないです。例えて言うならまっすぐ歩けないような。


生きてる限り死は避けられないけど、しんどいなあ。誰かの役に立つことをかければいいんですが。